羅臼に行ってきました!〜その6〜
こんにちは!
〜その1〜
〜その2〜
〜その3〜
~その4~
~その5~
に引き続き
シャチ担当の宮嶋です。
このシリーズ?のブログはシャチの担当であるわたしが
北海道の知床、羅臼に行ってきた!という
いつもの飼育員ブログとは違ったテイストでお送りします。
楽しい時間は目まぐるしく過ぎ去り、滞在5日目
ついに乗船最終日となってしまいました。
天気は晴れ、気持ちのいい日差しの晴れです。
今日で最後か、と思うと、ここ数日間見てきた景色のひとつひとつが
より貴重なものに思え
何を見ても少しジーンとしてしまいました。
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オジロワシのモニュメントのある“おじろばし”
オジロワシは国の天然記念物です。
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観光船乗り場のすぐ横で漁師さんが作業をされています。
水族館で嗅ぎなれた(?)魚の香りが漂っていました。
そんな景色を横目に最終日も無事に船は出港。
昨日のあのシャチに会えるかな…
密かな希望を胸に秘め、双眼鏡を覗きます。
しかし、走っても走っても
シャチの気配はなく、気づけばお昼になり
今日で最終日だけど、シャチは居ないのかなぁ
という雰囲気が流れはじめたころ、
居ました!遠い遠い、遠い先にシャチが!
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それはそれは遠い先に居て
目に見えない“日露中間線”を越えてしまわないための最大限行けるところまで行っても
双眼鏡で覗いてやっと観察できるほどの距離でした。
しばらく目を凝らして観察していると
今日の群れもどこか明確に移動しようとしているわけではなく
まったりと過ごしているようでした。
もしかしたらこちら側に泳いでくるかもしれない、と
中間線の近くで船は方向だけを変えながら
彼らが動き出すのをじっと待っていました。
しかし、待てど暮らせど、まったりモードの彼ら。
ときどき三角形ではない物体が見え隠れするのが見えました。
なんとも言えないもどかしさを感じながら
船の縁に寄りかかっていると、一羽一羽とカモメが集まってきました。
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とても近くでプカプカと漂うたくさんのカモメ。
フルマカモメという種類なのだそうです。
フルマカモメを観察していると
それよりふた回りほど小さい、違う種類の鳥が。
あれ?フルマカモメの子どもなのかな?と
じっくり見てみると違う種類のようで
ハシボソミズナギドリと教えていただきました。
ハシボソミズナギドリ
フルマカモメと比べてくちばしが細く小柄です!
そんな鳥たちを夢中になって眺めていると
「あ~もう(シャチは)国後島の奥に消えて行っちゃったねぇ」と
エンジンがかかる音。
船はゆっくりと動き出し、その場を後にしました。
ここで〜その6〜は終了です。
国後島の奥に消えていったシャチたち、
あのもどかしい時間も今となってはいい思い出です。
さて、いよいよ次が〜最終回〜です。
良ければお付き合いいただけると嬉しいです。
〈おまけ〉
この日とは別の日ですが、シャチが現れるのを待つ間に
アホウドリを見ることができました!
羅臼の海ではシャチよりも出会う機会は少ないそうです。
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さすがアホウドリ!大きくて存在感があります。
翼を広げて滑空する姿がカッコいい…!
他に写りこむものがなく、大きさが伝わらないのが残念です。
(あぁ、ピンぼけしてる…!)
薄いピンク色のくちばしがとても愛らしかったです♡