2024.02.14 イルカ
イルカたちのエサについて熱く語らせてもらいます☆ vol.4
みなさまハッピーバレンタイン❤️
今回はバレンタインに関係なく日々チョコを食べてしまう私がお届けします!
バレンタインデーでも私たちトレーナーはチョコではなく、イルカたちに与える魚を切っていました!と言うことで大変長らくお待たせしました!
イルカたちのエサについて熱く語らせてもらいます⭐ vol.4です!
vol.1からvol.3まではこちらをポチッと👇
■イルカたちのエサについて熱く語らせてもらいます☆ vol.1
■イルカたちのエサについて熱く語らせてもらいます☆ vol.2
■イルカたちのエサについて熱く語らせてもらいます☆ vol.3
前回まではエサの保管方法や金属探知機の紹介をしてきましたが、今回はいよいよトレーナーの仕事のひとつである”調餌”(ちょうじ)についてお話をしていきます🐟
調餌って何?と思う方もいらっしゃいますよね?
調餌とは魚を切ってイルカたちのエサを作ることを言います。
それではどのようにイルカたちのエサが作られているかご紹介しましょう!
まずは前日に冷凍庫から冷蔵庫へ移した魚を、水をはったシンクに入れて溶かしていきます。このようにブロック状に凍っているので、魚をほぐしていきます。
冬は水が冷たいので、手が痛くなり大変な作業になります😢
ほぐしたらシンクの水を抜き、また水をためて魚を洗い、水を抜きます。これを3回繰り返します。
そうすることで魚の表面についている雑菌を洗い流したり、金属探知機には引っかからなかった砂や木くずを洗い流したりすることができるからです!
3回洗い終わり最後に水をためたら、いよいよ魚を切っていきます。
名古屋港水族館ではサバ、ホッケ、ニシンといった私たちにも馴染みある魚を与えています。
バンドウイルカはだいたい1日に12キロ近く、カマイルカは8キロ近いエサを毎日食べています😳!! ※2024年2月現在
イルカたちそれぞれの体重に合わせ、カロリー計算をして与えるエサの量を決めています。
名古屋港水族館ではトレーニングやパフォーマンスの回数に応じて、何回かに分けて調餌をしています。
魚の切り方は数を増やすためこのようにブツ切りにしていますが、イルカたちの体調に合わせて消化がしやすいように3枚おろしにして与えることもあります!
また魚の良し悪しを見て、傷がある部分は切り落として使っています。
切り終わった魚はそれぞれのイルカたちのバケツに入れ、氷をはって冷蔵庫で与える直前まで保管をしています。
この調餌は魚が解凍しすぎないように作業をしていくので、時間との勝負になります!
この道20年以上のベテラントレーナーは魚を野菜かのように切っているので、とても早いです。笑
さあみなさん調餌について熱く語らせてもらいましたがお分かりいただけたでしょうか🐟?
水族館に遊びに来た際はぜひイルカたちが食べているエサにも目を向けてみてくださいね😊
それでは今日もイルカたちにバレンタインのエサを与えてきます🐟💚
トレーナーの思いが届きますように💙
みなさんも素敵なバレンタインデーになりますように🥰
飼育展示第二課 川瀬茉由