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スタッフコラム COLUMN

2024.05.29 イルカ

目指せ!お掃除マスター🧹 vol.2 調餌室編

皆さんこんにちは!だんだんと暑い日が増えてきましたね。

暑さにめっぽう弱い私は、そろそろ水筒を常備しておかないと心配になってしまう時期に突入しかけています😦皆さんも「まだ余裕!」とは思わず、こまめに水分補給をし、沢山食べて栄養を蓄えて、来たる今年の夏に備えましょう🌞

さて、お掃除マスター第2弾ということで、今回は「調餌室編」!

(第1弾はコチラ👉(第1弾のページ))

今回は皆さんが普段お目にかかる事が無い場所、裏方のフロアをご紹介!なんだかバックヤードツアーみたいですね。

ちなみに今回は普段の掃除風景をお届けしますが、皆さんも大好き(?)な年1回のイベント「大掃除」も実は行っているんです!超激レアなその内容はコチラ👉(大掃除ブログ)

ここは、毎日イルカたちの餌を作っている部屋「調餌室(ちょうじしつ)」です☝️

餌である魚を扱っている場所という事もあり、使用後には、魚のウロコや脂、内臓、血等が各所に付着します(写真には脂とウロコが写っていますが、ちょっと分かりづらいかも😅)。

これらを放置すると衛生的にも見た目的にもよろしくありません。その為、シンクは勿論の事、床や壁、更には各個体の餌の配分表に至るまで、あらゆる場所を丁寧に掃除していきます!

 

あらゆる場所という事で、シンクは表面だけでなく裏側等も、床はシンク下の奥の奥まで掃除していきますよ~!これが結構体力使うんです…😩

掃除で使用する洗剤ですが、シンク用も床用も、洗剤と塩素を決まった分量で入れています。またシンクの方は洗剤だけでは汚れが落ちないので、洗剤を洗い流す際にスポンジで磨きます(洗剤は塩素を含んでおり、素手で触ると手の皮膚が溶けてしまう為、手袋をしています)。ちなみに、シンク用は上下で使用する洗剤・スポンジが分かれており、ここでも衛生管理を徹底している様子が伺えますね👍

一言に「掃除」と言っても、写真のような洗剤を使った掃除や、水が使用できない箇所(吊り量り等)の拭き掃除etc…種類は様々!

使用したバケツ等も、1日の終わりに塩素が入った水に漬けて消毒をしています。

また調餌室には、餌を保管しておく為の冷蔵庫等があるのですが、これらも週に1回掃除を行って清潔を保っています!(ちなみに週1回掃除を行う場所は他にもあり、排水槽の中や、シンク上部の棚等も行っています!
)

こうしてピカピカに掃除を行い、清潔を保っています。

が!!!毎日使う場所ですから、案外すぐに汚れが溜まるんだなぁこれが😒

加えて掃除箇所が多く、汚れが落ちにくい所もあり大変ですが、全て掃除し終わって綺麗になったのを見ると気持ちが良く、少しテンションが上がります⤴⤴

 

他の仕事も沢山あるので、掃除に割ける時間が少ない時もあります。その中でも、少しでもイルカたちのために綺麗にしたい!そして他の飼育員に気持ち良く使って欲しい!!というアツい想いがあるのです。

なので

うおぉぉおぉぉ限界突破ぁぁああぁあ!!!!

と、思いながら私は掃除を行っています笑

 

皆さんいかがでしたか?水族館飼育員は、生き物達の飼育管理をしているだけじゃないんだぞ!ということを少しでも知って頂けたでしょうか?味変として、たまには生き物以外のお題もいいんじゃないかなーと思い、ブログを書いてみました😀

水族館に遊びに来ると、どこかしらで掃除をしている人を見かけることがあると思います。そんな時は「あの人もアツい想いで掃除してるのかな」と、遠くから温かい目で見守って頂けると幸いです(笑)

皆さんも掃除をする際は是非!更なる高みを目指してみてください🔥🔥🔥

 

飼育展示第二課 林 叶太