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スタッフコラム COLUMN

2024.10.20 魚類

テッポウウオの秘密

 

南館3階「オーストラリアの水辺」から、今回はテッポウウオを紹介します。

テッポウウオは、マングローブの発達する汽水域に生息する、銀色の体に黒い縞模様のある魚です。

テッポウウオは、水鉄砲のように口から水を強く吹き出して、葉っぱの上にいる昆虫などを撃ち落として食べる習性があるため、こんな名前がついています。

また、英名ではArcherfish(アーチャーフィシュ:直訳すると弓矢魚)と呼ばれています。

さて、水族館ではガラスに張り付けたエサを撃ち落として食べる様子をご覧いただいています。(不定期で開催)

テッポウウオは水中だけでなく、水の上もよく見える目の構造をしています。

また、口の中も他の魚とは違い、上顎には細い溝があり、舌を上にあて、エラ蓋をしめることで、溝に水が通り、勢いよく水を飛ばすことが出来るような構造になっているんですよ!!

 

これが、テッポウの水を撃つ秘密だったんですね!!

南館3階「オーストラリアの水辺」に来たときは、ぜひテッポウウオを探してみてくださいね。

 

 

飼育展示第一課 松本 智美