2020.06.02 カメ
祝!水族館生まれのアカウミガメ初産卵
ビックニュースです!
5月28日の午前1時頃、水族館で1997年に生まれたアカウミガメCc97-11が水槽に隣接されている砂場で79個の卵を産卵しました!!なんとなんと~初産なんです!
名古屋港水族館にとって当館生まれの個体が産卵したことは、初めてのことでおめでたいムードです!!
今回の卵から無事子ガメが生まれてくれれば、おばあちゃん(CcW-06)とお母さん(Cc97-11)との親子共演も夢じゃないかもしれません!楽しみです~♪
産卵が分かった朝、飼育員たちで「おめでとうございまーす!」とまるで身内に赤ちゃんが生まれたような雰囲気でした♪
矢印の場所まで上陸して産卵しているのを、砂場上部に取り付けてあるカメラで確認しました。
卵をそのままにしてしまうと温度管理が難しいなどの理由で、カメラで詳しい場所を特定した後、産卵された南館3階の砂場から別館の「カメ類繁殖研究施設」へ卵を埋め戻す為の作業を行う様子をご紹介します!
掘り出す場所が分かるようにカメラで確認後「マーカー」を入れておきます。
手で慎重に掘っていきます。
卵が見えた時の深さ・温度と、取り終えた深さ・温度を計測します。
偶然居合わせたお客様も興味津々です♪
カメ類繁殖研究施設に移動して、卵の大きさと重さを計測します。
79個の卵の平均(長径)44.2cm・(短径)35.9cm・(重さ)35.8gでした。
計測し終わった卵は、同施設にある孵化用砂場に埋め戻します。
孵化時はいっせいに子ガメが這い出すので、砂場から落下するなどの危険から守るために周囲をしっかりネットで囲みます。
そして、約2か月後の誕生を見守るばかりです!産卵を初めて経験したCc97-11にも「おめでとう!お疲れ様」と声をかけてあげたいですね!
今シーズン、もしかすると同じ個体が数回産卵することも予想されます。現在は、他の個体の産卵の可能性もある状況です。どうか頑張ってほしいです。
夏に元気な子ガメに会えるのを楽しみにしていましょう♪