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スタッフコラム COLUMN

2026.05.16 無脊椎動物

“命がけ‼”なんです

さて皆様、以前スタッフコラムにてご紹介した団扇(うちわ)によく似た生き物、「ウチワエビ」覚えていただけているでしょうか(;^_^?
 2026.2.22「再び登場!ウチワエビ」

あれから日が経ち...
順調に飼育を続けていた先日‼ 脱皮した個体を発見いたしましたΣ(・□・;)

エビやカニなどの甲殻類の体は硬い殻〈外骨格〉で覆われており、新しい殻を作り、古い殻を脱ぎ捨てることで成長します!

 


エビ類の場合、写真のように頭胸部と尾部の境目から脱皮します。
今回の個体は、発見時には、もう既に完全に脱皮が完了していました!
脱皮殻か本体か、見分けが付かないほどきれいに脱皮するので、脱皮殻が水槽内にひっくり返って落ちているのを見つけた際は、少しヒヤッとしてしまいます(~_~;;)

 


脱皮殻を裏返してみてみると、、、
こんなにも細くて細かい脚までしっかりと1本1本脱皮していることに感動いたしました( ;∀;)

 


〇で囲んだ部分は、半透明で柔らかく、しかし張りがあり、伸縮性をもつ膜のようになっていました。
脱皮後しばらくの間は、外骨格はまだ柔らかく、ふにゃっと潰れてしまわないか心配になりますが、次第に固くて立派な殻へと変化していきます(^◇^)/″
 

で・す・が!!毎回そう簡単にいくわけではありません⚠
なかには、うまく殻を脱げきれず途中で命を落としてしまったり、脱皮後の体は柔らかいので外敵に狙われやすく、まさに!脱皮とはリスクを伴う“命がけ‼”なんです(゚Д゚;)

 
そんな命がけの脱皮を無事完了したウチワエビを比較してみると・・・


左上が脱皮したウチワエビ、右下が脱皮殻です!
どうでしょう⁈
見比べてみると、一回り大きくなっていることが分かります!
これからも脱皮の回数を重ねるにつれて、どんどん大きくなっていくのでしょう。

 
前回はほぼ同じ時期に順番に脱皮したので、そろそろ…"脱皮ラッシュ"が始まるのかな?なんて思いながら、日々観察し、心待ちしています^ ^

 

飼育展示第一課 井田 乃々夏