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スタッフコラム COLUMN

2026.08.01 魚類

ザラビクニンの幼魚を展示しました③ ~展示デビューに向けて~

 

ザラビクニンの幼魚の展示を始めて2か月が経過します。

とろんとしたかわいらしい姿、どれだけの方に見ていただけたでしょうか。

展示している個体は昨年11月末にふ化した当館生まれの個体達です。

ふ化するまでの様子はすでに紹介しましたので(2026/6/13コラム)、今回はふ化してから展示に至るまでの様子を紹介します。

 

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約2週間かけて次々とふ化したザラビクニンの稚魚は体長1~2㎝ほど。

稚魚としては大型です!

この口の大きさなら何でも食べてくれそうな…。稚魚育成の餌として水族館ではおなじみのアルテミア(動物プランクトンの一種)をふ化したその日から与えてみました。

水槽の壁面にぺたっと張り付いた稚魚たちの口元に、ピペットでそーっと、ふわふわ~っとアルテミアを流してみます。どうかな?どうかな?

全く動かず。ぴくりとも。。。

まぁまぁ、初日だし、こんなもの…かな???

 

<アルテミアを与え始めて2週間が経過>

今日も変わらず、アルテミアをふわふわ~~~、食べる様子がないんだけど。。。ふわふわふわ~~~、そろそろ心配なんですけれど。。。ふわふわふわ~~~、今日も変わらないか…。

ふわふわふわ~~ぱくっぱくぱくっ!

ん?動いた?今、口、動いたよね!

1尾でしたが、口を動かす様子がようやく確認できました。

2025/12/08の様子

 

<さらに1週間が経過>

口を動かす個体は増えているものの、ほんの数尾のみ。

これはアルテミアを食べる動きなのか、ただ口を動かしているだけなのか。わからない。。。

そこで、排泄物の確認を強化。水槽を掃除する際に吸い出す飼育水を別容器に移してじっくり確認します。

そして数日後。

お、これは!排泄物では!!

赤い小さい粒がコロンコロンと二粒見つかり、大喜びしました。

 

その後も数尾がぱくぱくっとするのみでしたが、排泄物の数も量も少しずつ増え、ザラビクニンたちもじわじわと大きくなっていきました。

2026/01/19の様子

アルテミアに加えて細かく刻んだオキアミを細い棒にさして口元に近づけてみたり、ピンセットでつまんで与えてみたり…

(餌の準備にも与えるにも時間がかかるけど、食べる様子が見られるって心休まるなぁ)

2026/03/09の様子

くるんと丸まっていた姿勢がすーっと尾を伸ばしているようになり…

(なんだか大人っぽいねぇ)

2026/04/22の様子

給餌中に泳ぎ出す様子も見られるようになりました。

(おお、活発になったねぇ)

ザラビクニンの幼魚が泳ぎ出す

 

全長はふ化した時の2倍ほどまで成長し、存在感アップ!

餌も目の前で食べるようになり、摂餌確認もばっちり!

ついに展示デビューです!!

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現在、幼魚の大きさは全長およそ6㎝まで成長しています。

いまだ水槽壁面にくっついてじっとしていることがほとんどで、いつになったら壁から離れて過ごすようになるのかが気になるところ。

成魚は全長35㎝程の大きさですから、その大きさに成長するのにどのくらいかかるのかも知りたいですね。

彼らのこれからの成長をどうぞ温かく見守ってください。

 

bb飼育展示第1課 伊藤友香