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スタッフコラム COLUMN

2026.06.04 魚類

深海生物の標本を詳しく見てみよう!~No.1アカギンザメ~

皆さんこんにちは(^^♪
ちょうどいい気温で、気持ちの良い日が続いています♪
暑い夏が来る前に、春を楽しみたいですね。

それでは本題に…。もう既にご存じの方もいるかと思います。たくさんのお客様にご愛顧いただいていた深海コーナーのホウライエソとカタホウネンエソの模型。
残念ながら老朽化のため展示を終了してしまいました…。
私もお気に入りの模型だったので別れを告げるのがとてもとても悲しかったのですが、そのスペースに新たに深海生物の標本を展示することになりました!

ということで、深海コーナーにて新たに展示した標本の見どころについて、詳しく語っていこうと思います!
ホウライエソとカタホウネンエソの模型の跡継ぎとして、皆さんにかわいがってもらえること間違いなしです(^.^)/~~~

それでは!!早速、紹介を始めます!!!!!

№1 アカギンザメ

とっても大きな目に大きな胸鰭!そしてそのかわいらしい姿とは裏腹にメカメカしい顔…なんともかっこよくて、かわいい魚です。

こちらのアカギンザメ、名前に「サメ」と付きますが、サメの仲間ではありません。ギンザメの仲間はサメやエイと同じ「軟骨魚類」というグループではありますが、サメやエイの仲間が「板鰓類」であるのに対して、ギンザメの仲間は「全頭類」。
4億年以上も前のデボン紀の頃にはすでにサメやエイとは違うグループに分かれていたと考えられています。

デボン紀の姿をそのままに現存するギンザメの仲間はシーラカンス同様、生きた化石ともいえる魚なんです…。ロマンでいっぱいすぎませんか!?

そして今回皆さんに是非とも挑戦して頂きたいのがこれ。

<<ギンザメの雄雌の判別>>です!!

展示している標本のギンザメ。オス・メスどちらか皆さん分かりますか??
(画像より下に行くと答えが載っていますので、現地で観察して答え合わせしたい方はこれより先に進まないでくださいね!)

👇ヒントです

正解はどちらも…「メス♀」です!

どこで見極めるのか…一つ目は腹鰭の付け根です。サメやエイにも共通した特徴として、軟骨魚類のオスには「クラスパー」と呼ばれる交接器が二つ付いています。
このアカギンザメにはクラスパーは付いていないので「メス」だということが分かります。
深海コーナーを抜けたサンゴ礁大水槽にはオスのエイが何匹かいますので、ぜひ確認してみてくださいね♪

二つ目は、ギンザメの頭の上にある突起です。オスのギンザメの頭頂部には「フロンタルクラスパー」と呼ばれる器官があります。
この突起の先端には小さなトゲがいくつもあり、交尾の際にはこれを使ってメスを固定して交尾するそうです…。オスとメスが出会える確率が低い深海という環境だからこそ、進化したものなんでしょうか…。
展示している標本はメスですので「フロンタルクラスパー」はありませんが、ギンザメのオスを見る機会がありましたらぜひ、じっくり観察してみてください👀
 

深海の生き物たちはまだ分かっていないことがたくさんあるからこそ、もっと知りたくなりますし、考察するのがとっても楽しいです♪
皆さんも実際に観察して、「なんでこうなったんだろう?」と考えてみると、意外な発見があったりするのかもしれません。

熱くなってしまって書ききれませんでした…他の標本たちの魅力紹介は次回にします!
深海生物、面白いですよ(。-`ω-)
 

飼育展示第一課 仲井夕稀