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スタッフコラム
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スタッフコラム COLUMN

2026.06.05 館外イベント

海洋ごみがいろいろ話しかけてきました

昨年の秋開催し、みなさんに参加していただいた名古屋港での海洋ごみ清掃、今回は春の大潮の干潮に合わせて開催しました。
現場のコンデションは潮が干いていた方がよいので開催日はそれを基準に設定しましたが、5月30日のゴミゼロの日となり語呂もよくなりました。

当日は夏空のような快晴。水族館前の広場に集まった参加者と一緒にまずは準備体操(ストレッチ)から。ここでもう汗ばんできます。

現場となる石積みの防波堤に移動。ぱっと見海洋ごみは無いように見えますが、すき間を覗き込むと簡単には取り切れないほどのごみが挟まっています。

最初は半信半疑だった参加された皆さんも黙々とごみ拾いに専念しています。

【歩道から見てキレイだと思っていましたが、取り切れないぐらいのプラごみが多くてビックリしました】。・・・視点を変えると見えてくることはたくさんあります。
(参加された方のアンケートより。【 】がアンケートより抜粋、・・・以下は私の素直な感想です。以下同様)

【今まで海洋ごみの清掃は広いひらけた砂浜で大量に打ち上げられたごみをひろうイメージがあったので今回の岩のすき間のごみをひろうというのはすごく新鮮でした】・・・水族館の近くは港湾施設で砂浜はほとんどありません。今回の場所は苦肉の策でもあるのですが、海洋ごみはどこにでもある、ということもわかっていただけたのではないでしょうか。

予定の一人あたりごみ袋2枚ほどがいっぱいになったところで終了。集めた海洋ごみと一緒に記念写真を撮ります。

【海洋ごみのことは動画で見たり本で読んだりして知っているつもりでした。ですが、やっぱり自分で動いて自分の目で見ることはほんとうに大切なんだなとあらためて実感しました】・・・この言葉がこのイベントを考えた一番のキッカケ、目的でもあるのです。

今回は海洋ごみに付着している生物を調べている研究者も外部から来ていて、全員の集めた海洋ごみを調べたそうです。2種類ほどの生物がいたとのことでした。

【ごみの多さにもびっくりしたけど、そこについている生物もいてびっくりした】・・・私はその研究の着眼点にびっくりしました。少しでもお役に立てたのかとうれしかったです。

清掃後レクチャールームに移動して海洋ごみと生物に関するお話をしました。ここからが水族館ならではのプログラムとなりますが、自分たちが海洋ごみの清掃を行った後だけに、みなさんの心にも印象に残るレクチャーになったのではないかと思います。

【ペットボトルの使用をなるべく減らすことができるよう、マイボトルの持ち歩きを実行しようと思います】

【ごみにならないよう最後まで責任を】

【分別やプラスチックとの付き合い方を環境に優しいように変えていこうと思います】・・・この日は分別等のことは取り上げていなかったのですが、そこまで考えていただきありがとうございます。

【プラスチックをできるだけ使わない生活に変化させる努力もしていきたいです】・・・レクチャーでも触れましたが、プラスチックはとても有用で生活を便利にします。とはいうものの「そこまでは使わなくてもよい生活」も考える余地はあると思います。よろしくお願いします。

【まずは自分が変わらないといけないと思いますが、できれば一人でも多く意識をしてほしいなと思います。まずは周りの人から伝えていきたいと思います】・・・期待しています。

【海洋ごみ発生しないためにはどうすればよいか考えるきっかけとなり、参加してよかったです】・・・よいきっかけになればと願います。

【このイベントに参加してくれた人が周りの人に伝え一人でも多くの人にごみについて考えてもらうきっかけになってほしいと思いました】・・・私たちも切に願っています。

【海から離れて生活していても無関係ではないとあらためて感じました】・・・まさに「海は地球のごみ箱」(ありがたくないですが)。

【水族館は展示だけではなく色々な事をされているのを知りました。清掃も参加できて考えさせられることができて良かったです】・・・水族館は水族の展示を通して色々な事をしています。今回のような環境教育もその一つです。

【今回が海に関しても街に関しても清掃作業に参加するのは初なのでこれを機にこれからもこういったことに参加していきたいなと思いました】・・・まずはそこからかなと思います。私もそうでした。やがては自発的になればもっと素晴らしいと思います。

【プラスチックごみの中でも特にペットボトルの割合が多くポイ捨てなどが原因であると身にしみてわかりました】・・・今回レクチャーで触れたのは自販機の横の入りきらない回収箱の横にペットボトルを並べる「善意のポイ捨て」(こんな矛盾した言葉はありませんが)も結果的にポイ捨てになるということでした。

【私も今までポイ捨てをしたことがあるが、絶対に今後はポイ捨てをしないと決めました】・・・自分自身を客観視できるのは素晴らしいことです。この言葉を聞くことができて、このイベントを開催して本当に良かったと思います。

少しでも皆さんが考えるきっかけになり、できることから行動に移していただければと思います。

【学べる機会をいただきありがとうございました】

【貴重な体験をありがとうございました】・・・参加していただいたからこそ感じることができたのではないでしょうか。こちらこそ参加していただきありがとうございました。

『浜の真砂は尽きるとも世の海洋ごみは尽きることなし』

 

学習交流課 吉井