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スタッフコラム COLUMN

2024.03.13 シャチイルカベルーガ

安全な餌を確保せよ!!

名古屋港水族館では飼育している動物たちに与える餌として様々な種類の魚を使用しています。
シャチ、イルカ、ベルーガに与えている餌の種類は、時期や鯨種によって異なりますがサバ、ホッケ、ニシン、イカナゴ等です。
さて、これらの魚たち、一体どうやって手に入れていると思いますか?
今回は餌の魚を入手するまでの過程をご紹介します!!

当館では鯨類用の餌として冷凍魚を使用しています。
大きな体の鯨類たちはその分食べる餌の量もたくさん!( ゚Д゚)!冷凍することで長期間保存が出来るので大量の餌をストックすることが出来ます♪
まずは希望の冷凍魚を市場から見付ける事!!!大変ですがここがスタートです(`・ω・´)
そしてそこは業者さんにお任せ!!(爆)!!
私たちは業者さんに希望の魚種と希望量を伝え、後日サンプルが届くのを待ちます(^^;
専門のプロって頼りになりますね。いつもありがとうございます。

そしてサンプルが届いたらここから私たちの出番です!

これはニシンのサンプルです。カチコチに凍っています。
梱包の仕様や表面の氷の張り具合をチェックします。

解凍したら体長測定!!
サイズにバラつきがないかチェックしていきます。

傷があったり、身が柔らかくなったりしているものは餌として使用できません。

そしてエラや内臓、身の状態をチェック!!
色、形状、質感、胃内容物等を確認していきます。

この他にもチェック項目は沢山あります。それらの基準をクリアした良質な魚だけを購入し、動物たちに与えています。
安全な餌を手に入れる為にこういった作業を行っているのでした(^^♪
他にも餌についてのブログがあるのでそちらもぜひご覧ください♪♪

イルカたちのエサについて熱く語らせてもらいます☆ vol.1
イルカたちのエサについて熱く語らせてもらいます☆ vol.2
イルカたちのエサについて熱く語らせてもらいます☆ vol.3
イルカたちのエサについて熱く語らせてもらいます☆ vol.4

飼育展示第二課 日比野真大