皆さんこんにちは！
まだまだ寒い日が続いていますが、もう少し経てば春がやってきますね🌸

さて、今回は冬から春にかけて、名古屋港にやってくるクラゲを紹介します！
そのクラゲがこちら！！

名前を『オワンクラゲ』といいます。
こちらのクラゲ、傘がまるで『お椀』のような形をしていますよね！

このオワンクラゲの特徴は、写真を見ていただくとわかる通り、傘の縁が緑色に光るところ！とても不思議ですよねΣ（・□・；）
では、どのようにしてこのクラゲは光っているのでしょうか…

その秘密はクラゲの傘に隠されています。このクラゲの傘の細胞には『緑色蛍光タンパク質（GFP)』が存在しており、クラゲが刺激などを受け興奮すると、化学反応が起こり発光します。

後にGFPは青色の光や紫外線を当てるだけで発光することが明らかになりました。名古屋港水族館では、クラゲが刺激を受けなくても常にオワンクラゲが光っている様子をご覧いただけるよう、特注の紫外線ライトを使用し展示しています！

今年の名古屋港では、オワンクラゲがたくさん採集されています！ですが全ての個体が光るわけではありません。また、光る個体でも光り方に差があり、傘の縁が全てきれいに光る個体もいれば、あまり光が強くなかったり、光り方がまばらな個体もいます。なのできれいに光るオワンクラゲを展示できるのはとても貴重なんです✨

そんなオワンクラゲはくらげなごりうむのクラゲラボにて展示中です！
オワンクラゲが見られるのはこの時期だけ！
ぜひ光るオワンクラゲを見に来てくださいね😊
お待ちしています！

飼育展示1課　八重樫里菜