温泉現象♨
こんにちは。
寒い日が続いていますね。
私の担当している南館3階オーストラリアの水辺では、この間、水槽から湯気が出ていました。

この現象は、外気温と水温の差が大きいとみられます。
(※水槽の水温が温泉のようにお湯にしたわけではありません)
北館のメインプールでも、寒い日にはこのようにプールから湯気が出ることもあるんですよ。(2024/1/28スタッフコラム)
さて、各水槽には生物に合わせて、水温が設定してあります。
オーストラリアの水辺コーナーは、オーストラリアの亜熱帯地方をモチーフにしているので周年、水温は28度くらいです。
ちなみにウミガメ回遊水槽は、日本海の海の水温変化を模して、夏に28度、冬に22度となるようにコントロールしています。
水温が低くなる冬の時期は、生物の動きが鈍くなったり、エサを食べる量が減ったりします。
実は、生物たちの生活にとって「水温」はとても大きな影響を与えているんです。
各水槽の温度がどのくらいか、想像しながら生物を見るのも面白いかもしれませんよ。
飼育展示第一課 松本智美