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スタッフコラム COLUMN

2026.07.04 イルカ

飼育係の大事なお仕事~親子観察編~

私たち飼育係は普段から色々な場面でイルカたちの観察をしています。

言葉の話せないイルカたちをよく観察することで、イルカの状態や習慣などいろいろなことが分かってきます。

このイルカは、どのイルカと仲が良いのかな?
熱があったけど、いつもと違う行動をしていないかな?
赤ちゃんはお母さんのおっぱいをどれくらい飲んでいるのかな?

など、観察するタイミングはさまざま。
 
今回のコラムでは『親子観察』にスポットを当ててご紹介していきます。


(ウィニー・ラッキー親子を観察している様子)

親子観察では…
・授乳や排尿・排便、睡眠などの確認
・親子関係の確認
・子供の成長、お母さんのサポートなどそれぞれの行動
を観察しています。
 
早速ですが!イルカのおっぱいがどこにあるか知っていますか?

実はお腹側の尾鰭の方にあります。
メスは乳裂といって、この中に乳首が隠れています。
オスには乳裂がありません。

イルカの授乳は水中で泳ぎながら行われます。
観察をしていると、多くの仔イルカが30分~1時間の間に行われる一度の授乳のタイミングで左右の乳首に交互に吸い付いて授乳をしているのが見られます。

例えば、片方の乳首で数秒吸ったら、すぐに次はもう片方の乳首に吸い付きます。誰が教えたわけでもないのに不思議ですよね。
観察時、どちらの乳首から何秒吸ったかを計って記録しているので、新人の頃はこの瞬間を見極めるのが難しくあたふたしてしまう事が多かったです(笑)


(左の乳首を吸った後、、、)


(右の乳首を吸っています)

現在の名古屋港水族館では、ウィニー(母親)・ラッキー(1歳・オス)親子の様子を見ることができます。ぜひ当館に来ていただいた際は、親子観察に挑戦してみてください。

授乳の様子はもちろん、仲睦まじい親子のスキンシップや親子だとこんな行動をするんだ!という発見があるかもしれません。皆さんも飼育係になった気分でじっくりイルカの観察に挑戦してみてはいかがでしょうか。

次回は行動観察編です!

飼育展示二課 竹田美汐