ニュース
2024.05.28

スケトウダラを展示します

当館初展示!

名古屋港水族館では、かまぼこをはじめとした練り製品の主原料として重要な水産資源の一種である「スケトウダラ」を展示します。展示園館は全国でも少なく、当館では初めての展示です。普段いただいている命がどのような魚なのか、目を向ける機会となりましたら幸いです。

展示開始日

令和6年5月28日(火)

展示場所

南館2階 日本の海

解説

スケトウダラ

スケトウダラは「スケソウダラ」とも呼ばれる北の海を代表する魚です。
タラ目タラ科タラ亜科の特徴である、背びれが3つ、尻びれが2つある体形をしています。回遊性の魚で、日本海、オホーツク海、ベーリング海、北太平洋に広く分布し、水深100~400mに主に生息しています。生息する水温帯は限られており、最も多く生息する層の水温は2~5℃です。

1960年頃に北海道中央水産試験場がスケトウダラを用いた冷凍すり身技術を開発したことで、ちくわやかまぼこなどの練り製品の原料の中心を担うようになりました。世界各地で冷凍すり身が生産されるようになり、「すり身」は世界共通語「SURIMI」となりました。欧米ではカニ風味かまぼこが「SURIMI」として販売され、食されています。

展示している個体は国立大学法人北海道大学より譲渡されたものです。