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人工授精によるバンドウイルカの赤ちゃんの誕生は当館3例目

名古屋港水族館で3例目となる人工授精によるバンドウイルカの赤ちゃんが誕生しました。出産後、母親イルカの「ウィニー」は赤ちゃんに寄り添うようにして、プール内を泳いでいます。赤ちゃんイルカの無事な成長を願っています。

今回は精液保存の技術・実績がある南知多ビーチランドの雄個体の精液を用いて人工授精を実施したものです。今後も希少生物の繁殖研究に努めてまいります。

赤ちゃんに寄り添う母親イルカの「ウィニー」

出産日時

令和6年10月2日（水）午前10時28分

赤ちゃん

体長：110㎝、体重：15kg（ともに推定値）
性別：オス

母親

ウィニー（推定年齢：22歳）

出産までの経過

令和5年9月19日（火）・20日（水）
人工授精を実施

令和6年10月2日（水）
午前9時18分　 胎児の尾ビレが出始める
午前10時28分　 出産

※母仔ともに状態が落ち着くまで、展示は制限しています。

バンドウイルカ
水族館で最も多く飼育されているイルカです。多くは暖かい海に生息し、通常数十頭から数百頭の群れで生活し、魚類やイカなどを食べています。英名のBottlenose dolphinは、吻（口先）から頭部が瓶の形に似ていることから名付けられました。寿命は30年から45年で、妊娠期間は約12ヶ月間と言われています。