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2020.06.30

7月21日、8月2日は「土用の丑」 黄色、黒、白のまだら模様のニホンウナギを展示します

土用の丑の日にちなみ、ニホンウナギの展示をします。今回展示する個体は、通常の体色のものと、飛び入り参加する黄色、黒、白のまだら模様の2匹です。まだら模様のウナギは、数十万分の一程度の確率で発見されると言われている色彩変異個体です。体色が目立つと外敵から見つかりやすくなることも考えられるため、自然界で生き残ったものが同時期に2匹も見つかることは非常に珍しい事例です。この2匹は、愛知県在住の別々の方が同時期に捕獲し、それぞれ寄贈いただきました。ぜひ、この機会に通常の体色のニホンウナギと見比べてみてください。

展示期間

令和2年6月30日(火)~同年8月16日(日)

展示場所

南館2階 エントランス

黄色、黒、白のまだら模様のニホンウナギ

ニホンウナギは、北海道以南の日本各地の河川の中流から河口域などに生息し、成長すると全長1~1.3m 程度に成長します。その生態については謎が多いとされてきました。しかし河川や河口域で育ち、海に下り、マリアナ諸島の西方海域にて5~6月頃に産卵し、孵化した仔魚が黒潮に乗って日本列島までやって来るという研究結果があるなど少しずつその謎も解き明かされてきました。