北館
35億年はるかなる旅
〜ふたたび海へ
もどった動物たち〜
約35億年前、地球上初の生命体として海の中に単細胞生物が誕生しました。無数の生命がそれぞれ進化の途を辿り、陸地へと進出した生物の一部は巨大な恐竜へと進化して陸地を支配するようになりましたが、やがて絶滅していきました。
その後、哺乳類たちが陸地の主役となり、約5,000万年前、哺乳類たちの一部が生命の故郷である海へと戻っていきました。彼らこそ、現代の鯨へと進化していく動物でした。彼らは、水中生活に適応するために体型を無駄のない流線型のフォルムへと変化させていき、現在私たちが見ている美しい姿へと進化していきました。
悠久な生命進化の歴史の中で、水中生活に適応し素晴らしい知性を発達させ、陸上の人間の地位に匹敵するといわれる海洋の生活者である鯨類の世界を、順路に沿って紹介します。
北館2階の見どころは、大きなガラス越しに水中のイルカやシャチ、ベルーガの様子をご覧いただけることです。また、これまでに知られている最古の鯨類の祖先であるパキケタスをはじめとした古代クジラの骨格レプリカや復元イラストも見どころです。
北館3階の見どころは、パフォーマンスやトレーニングを大型の映像を使って演出していることです。
わかりやすい解説にも注目です。また、水しぶきがかかるくらい間近でイルカやベルーガを見ることができます。動物たちの息づかいも感じられます。
南館 南極への旅
〜地球を縦断する旅で出会う、
5つの海のさまざまな生命〜
地球の約70%を占める広大な海は、水域によって水温や気候が異なるため、生き物たちは様々な環境に適応し、進化を続けてきました。南館では、名古屋港ガーデンふ頭に係留されている「南極観測船ふじ」がかつて南極へ向かった際のコースをたどり、「日本の海」「深海ギャラリー」「赤道の海」「オーストラリアの水辺」「南極の海」という様々な水域で暮らす生き物たちを観察することができます。
南極への旅に出発し、様々な水域に暮らす生き物たちの生態を間近に観察してみましょう。
普段私たちが食卓で食べている魚たちの泳いでいる姿がご覧いただけるのがこの「日本の海」コーナーです。
“水流と魚”“光と深さ”を学習できる実験水槽や水中をヘルメットでのぞくことのできる水槽も体験してみてください。
「サンゴ礁大水槽」でダイバーが水中から魚の解説を行う“ダイバーコミュニケーション”は人気のイベントですので、ぜひ参加してみてください。「ライブコーラル水槽」では、一見、作り物の様に見えるサンゴもじっくり観察すると、小さなポリプを盛んに動かしています。
“ナンキョクオキアミ”を常設で展示しているのは当館だけです。世界で初めて繁殖に成功し、その成果は高く評価されています。ジェンツーペンギン・アデリーペンギン・ヒゲペンギンも繁殖に成功し、毎年かわいいヒナの姿もご覧いただけます。
季節によって展示するクラゲの種類が変わるのも見どころの一つです。クラゲラボでは実際に飼育員がクラゲの世話をしていますので、気になることがあればぜひ聞いてみてください。
施設のご利用にあたって
ご来館されたみなさまがより楽しく館内でのひとときをお過ごしいただけるよう、次のお願いのほか、マナーやモラルをお守りください。なお、そのほか細かなご案内や注意事項については、「よくある質問」ページでもお知らせしていますので、ご覧ください。
- 当日であれば何度でも再入館できます。各出口に設置している再入館スタンプ(透明)を手の甲に押して、再入館の際に入口の係員にお示しください。
- 呼び出し放送は行っていません。
北館入口「総合案内」で、お子様の服などに貼る迷子シールをご用意していますので、ご希望の方は入館時にお声掛けください。 - 館内での食べ歩き、飲み歩きはご遠慮いただいています。ご飲食は指定場所(北館3階スタジアム、北館しおかぜ広場、南館2階自販機コーナー(ドリンクのみ))にてお願いします。
- 指定場所(南館出口南側(館外))以外での喫煙はご遠慮ください。
- 生物保護のため、禁止場所でのフラッシュ撮影はご遠慮ください。また、ビデオライトの使用は固くお断りしています。
- 生物保護のため、風船類の持ち込みはご遠慮ください。またスタッフが危険と判断したお荷物は持ち込みをお断りすることがあります。
- お荷物のお預かりは行っていません。北館入口入って左手と連絡通路にある、コインロッカー(特大400円、大300円、小200円)をご利用ください。
- アシスティング・ドッグ(盲導犬、聴導犬、介助犬等)以外の犬、猫等のペット(昆虫・金魚なども含む)を連れての入館はご遠慮ください。
災害発生時の
対応について
災害が発生した際は、スタッフが避難誘導いたします。よりスムーズに避難いただけるよう、あらかじめハザードマップや誘導マニュアルをご参照ください。
より詳細な防災情報が必要な方は、現地スタッフや以下の連絡先までお問い合わせください。
公益財団法人名古屋みなと振興財団
052-654-7080(代表)